PROJECT | STAY DESIGN
Somewhere
どこかに隠れている私だけの小さな山小屋
Styling, Visual Design
DESIGN NOTE
西村(ソチョン)、水声(スソン)洞渓谷の水路付近に、過去から長い年月を経て蓄積された空間がある。灰色の壁の向こうに入ると、深い森の中に山小屋のような雰囲気を漂わせた「SOME WHERE」と向き合うことになる。1950年代に建てられたこの家は、過ぎた時間をそのまま残しつつ、近代の過渡期を経て今の姿となった。過去と現代の姿が共存するこの空間は、入った瞬間に外部とは遮断された独立した時間が流れているように感じられる。
SOME WHEREは木造住宅と組積造に分かれており、時の欠片が家の至るところに隠されている。1階は古い木の廊下に沿って2つの部屋、トイレ、シャワールーム、お茶を楽しむ茶室、そしてダイニングルームで構成される。各々の部屋で休んだ後、夕暮れのダイニングルームに座り、小さな庭を眺めながら静かに会話をするのもいいだろう。2階にも2つの部屋があり、窓からは庭園とともに西村一帯を少眺めることができる。それぞれの部屋は異なる時間の流れを感じるほどに違う雰囲気で作られているため、お気に入りの部屋を選んでほしい。最大8人までの宿泊が可能だ。
じっくりと空間を満喫した後に、再び西村の路地に出てみよう。路地をゆっくり歩いていくと、様々な韓屋やレストラン、カフェが立ち並んでいる。忙しい都心の中から断絶した休息を楽しみたい時、SOME WHEREへ訪れてみてはどうだろうか。そうすれば、過去と現代を行き来するような神秘的な経験をすることができるはずだ。
DESCRIPTION
Project Year | 2019 |
Scale | 182.5 sqm |
Type | Rental House |
Location | Seoul, Korea |
Theme | cozy, oriental |
Credit | Contruction | GRIDS Branding | Zium archi scene Photo | Su-hyang Ahn |
PROJECT SCOPE
| スタイリング、視覚物デザイン
Styling, Visual Design